節分 大豆の日
早くも2016年も1か月を過ぎ、今日は2月3日節分です。
節分は「季節を分ける」ことを意味し、2月3日の節分は二十四節気の「立春」の前日にあたります。
そして、この立春は2月4日と決まっているわけではなく、太陽黄経が315度になった時が立春だそうです。(でも、大体2月4日前後ですが)
ちなみに、立夏、立秋、立冬など二十四節気の日もこの太陽黄経の角度で決まるようです。
今日は「大豆の日」でもあるそうです。(これって、節分に炒った大豆を撒くから?)
大豆は「畑の肉」とも呼ばれたんぱく質を豊富に含みます。
また、枝豆は大豆の未熟なものを収穫したもので、カロリーやたんぱく質は大豆より少ないですが、その分ビタミン類などは大豆より多いようです。
大豆はいろいろなものに加工され、日本では大豆なしの食は考えられないのではないかと思います。
加工食品をざっと上げてみると、豆腐・その過程で作られる豆乳・湯葉・おからなどもろもろ、納豆、味噌、醤油、きな粉、もやしなどなど。 食卓に欠かせない様々なものがあります。
本当に、日本人は大豆が大好きなんですね。
大豆を薬膳でみてみると
五性:平
五味:甘
帰経:脾 大腸
気血の滞っている体質の人には、相性の良い食材と言えます。
造血を促し五臓の働きを促します。また、体内を潤し、余分な水分を排出する作用もあります。
ただし、大豆はたんぱく質による利尿作用なので、腎機能に問題のある方は注意が必要です。
大豆サポニンやレシチンはコレステロール値や中性脂肪値を下げたり、リノール酸の働きでアンチエイジングや疲労回復などの効果もあります。
まさに万能食材。
ただ、大豆は消化しにくいので、食べ過ぎにはご注意くださいね。
大豆は栄養価があるだけでなく、残念なことにアレルゲンにもなりえます。
同じ大豆製品でも抗原性に強弱があるようです。
例えば、強いものとして
・大豆、枝豆、おから、きな粉、大豆油 など
弱いものとして
・納豆、味噌、醤油、もやし、豆腐 など
強いものは、大豆そのままを加工したものが多いようですね。逆に大豆を発酵させたものなどは弱いようですね。
それでも大豆アレルギーのある方は、よく注意してください。
立春が過ぎると、暦上、季節は「春」になります。まだまだ寒さは厳しいですが、段々と草木が芽吹き始めます。
人の体もその季節に順応しようと頑張っています。
そこで自律神経の調節が上手くいかないと、体調を崩しやすくなります。
日頃のメンテナンスで上手に四季を巡っていきましょう。