「今日はなんだか調子が悪いな…。天気が崩れるのかな」「また頭痛がしてきた。天気が悪いからかな…」「季節の変わり目は苦手…」

こんな不調を感じたことはありませんか。

東洋医学では、「天人合一思想」や「天地人三才思想」、「気の思想」というのがあります。

人は大自然（大宇宙）の一環。人体の内部の仕組みも一つの小自然（小宇宙）として考えます。

また、すべては陰と陽に分けられ、自然界に存在するすべてのものを五行（木、火、土、金、水）に分類し、その五行にも陰と陽があります。このことを合わせて「陰陽五行説」といいます。

人は天（陽）と地（陰）の間にいて、天からの影響も地からの影響も受けバランスを取っています。

天（陽）の気が変われば、地（陰）の気も変わりバランスを取っています、人も無意識にその天の気に調和を図ろうとします。それがスムーズに行われれば、さほど体の不調も気にならないでしょう。

自然界の気も人の気も常に変化してバランスを図っています。

人も気が巡っていないと、自然の気の流れに調和できなくなってしまいます。バランスが崩れてしまいます。そのアンバランスさが体の不調につながってしまいます。

経絡治療は、問診や脈診、腹診などから総合的に判断し、虚している（不足）経絡を補い、実している（過剰）経絡を瀉して全体的にバランスをとり、気を巡らせます。

四柱推命でも、持って生まれた命式のバランスがよければ健康だといわれます。けれども残念ながらそんなパーフェクトな命式の人はなかなかいません。

自分の命式を知ることで、何が不足し、何に偏っているのか。健康だけでなく、自分の性質の傾向も知ることができます。それを知ることで、自分自身の強みを知り生き方に変化を与えることができます。

体調不良も原因がわかれば改善方法がわかります。生き方も同じだと思います。

私自身といえば、人前で話すのが苦手、実行力にかけ、飽きっぽいなどなど、短所がいっぱいありますが、それらを表す星が自分の命式内になかったり、その星の悪い面が出ていたりしていることがわかったら、それはそれで納得し、いい意味で割り切ることができるようになった気がします。決して「ないんだからしょうがないじゃん」的な投げやりではなく、「だから、この部分は人よりもちょっと頑張った方がいいのか」と前向きな考えです。（分かっていても、難しい時もありますが…）

経絡治療も四柱推命も陰陽五行のバランスを整えることで、心も体も生き方も健康になっていくと思います。